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    刑事のまなざし(薬丸 岳)

    • 2012.01.23 Monday
    • 14:16


     作者 薬丸 岳

     出版社:講談社

     出版年月:2011年6月

     価格:1680円

    ドンデン返しのラストのあまりの絶望に背筋も凍る、
    推理作家協会賞短編部門候補作「オムライス」他、刑事夏目が謎を解決する8短編。


    短編でありながら、ひとつひとつがつながって、ラストへ。
    その腕前はさすがでした。
    犯罪被害者への深い思いも読み取れ、悲しさと優しさを読後同時に抱かせます。
    ★★★★

    一瞬でいい

    • 2008.01.18 Friday
    • 10:24
    評価:
    唯川 恵
    毎日新聞社
    (2007-07-20)
    JUGEMテーマ:読書


    1973年、浅間山での出来事がすべてを変えた。
    18歳の少女と少年はやがて大人に…。
    29歳、37歳、49歳、恋愛小説の旗手が自らと同年の主人公たちの人生の軌跡を描く
    ファン待望の長編小説。

    ゆかさんから、おすすめいただいた本。これも入手に時間がかかったなぁ。
    唯川さんは固定ファンが多いから…。

    一言で言うなら、「ドラマ仕立て」だな。
    4人の仲間の恋の矢印がそれぞれに交錯する。
    それが現実に動き出そうとしたとき、一人が亡くなる、仲間を守るために。
    のこされた3人は、十字架を背負って生き続ける。
    ドラマ好きな私は、とても楽しめた。
    30年間を追うストーリーには、さすが深みもあった。
    そんじょそこらの芸人が一発あてた作品とは格がちがう。
    しかーし、最後はどうなるのかと期待していたら、やっぱり「死」でもって終。
    これがな…。
    一番落ち着けやすいところなんだろうとは思う。
    けど、こういうパターンを破って、最後「おぉーっ」と思わせてもらいたいのは、
    わがままでしょうか。


    悪人

    • 2007.11.20 Tuesday
    • 10:23
    評価:
    吉田 修一
    朝日新聞社出版局
    ¥ 1,890
    (2007-04)
    保険外交員の女が殺害された。
    捜査線上に浮かぶ男。彼と出会ったもう一人の女。
    加害者と被害者、それぞれの家族たち。
    群像劇は、逃亡劇から純愛劇へ。
    なぜ、事件は起きたのか? なぜ、二人は逃げ続けるのか?
    そして、悪人とはいったい誰なのか。

    この本も、ゆかさんにオススメいただいた作品。
    うーん。読み応えありました。そして、まさしく私好み。おもしろかった。
    働いていた頃から、この本はみかけていた。
    表紙もインパクトあるし、でもなんか時代劇っぽいし、分厚いし…で手に取れず。
    やっぱり人に背中をおしてもらうというのは、とてもいいものだと実感。

    私が最後まで腑に落ちなかったのは、殺された女性の人物像。
    出会い系サイトにあちこち顔を出し、何人もの男と寝る保険外交員。
    友人の悪口も言えば、平気で裏切りもする。
    私には、トラブルがあっても当然だし、ある意味、殺されたのも自業自得に思えたし、
    同性としてあまり魅力を感じなかった。
    だから、彼女の父親が無垢な頃の娘の面影だけを信じ、
    犯人と思われる男を追い回す執念も、なんだか心から応援できず。
    逆に、その彼女を愛してしまったばっかりに不幸な運命をたどる祐一と、
    孫を思う祖母が、不憫でならなかった。(実はこれが、作者のねらいか…?)


    オール

    • 2007.08.10 Friday
    • 10:52
    評価:
    山田 悠介
    角川書店
    ¥ 1,155
    (2007-06)
    一流企業に就職したけれど、やりがいを見つけられずに、
    一年もたずに辞めてしまった健太郎。
    悩んで、偶然飛び込んだ"何でも屋"は、
    変な奴らに、変な依頼だらけだった。
    ある日依頼がメールで舞い込んだ。
    題名は「私を見つけて」。
    私のゴミ屋敷を午後5時までに片付ければ、報酬は500万円!?
    高額の報酬につられ、半信半疑で仕事を始めた健太郎たちだったが
    ―ノンストップ・ワーキング・ノヴェル。


    ほんと、山田さんの作品と言えば、怖い、気持ち悪いって印象が強かった。
    けど、「え?」って感じと、友達が。
    に加え、「なんでもや」の設定とくれば、読まないわけにはいかない!

    読後は、「まぁ、おもしろかったな。読みやすかったし」。
    でも、事件の処理が強引と言うか、おざなりというか。(読んでみてください)
    その点では、同じ「なんでもや」ものの、
    『まほろ駅前多田便利軒』(三浦しをん)の方が勝ちだと思うんですが、いかが?

    影踏み

    • 2007.07.10 Tuesday
    • 10:59
    評価:
    横山 秀夫
    祥伝社
    ¥ 670
    (2007-02)
    深夜の稲村家。
    女は夫に火を放とうとしている。
    忍び込みのプロ・真壁修一は
    侵入した夫婦の寝室で殺意を感じた―。
    直後に逮捕された真壁は、
    二年後、刑務所を出所してすぐ、稲村家の秘密を調べ始めた。
    だが、夫婦は離婚、事件は何も起こっていなかった。
    思い過ごしだったのか?
    母に焼き殺された弟の無念を重ね、
    真壁は女の行方を執拗に追った…。(「消息」より)

    警察モノがお手のモノな横山氏だが、
    今回の主人公は泥棒。
    いつものことながらウマイ。

    双子の弟と同じ女性を愛してしまい、
    その女性が自分を選んでくれたその日から、
    弟は泥棒の世界へ手を染める。
    悲観した母は、弟共々心中をするため家に火を放つ。
    二人を救おうとした父親までが巻き添えに。
    「弟さえいなければ…」と思ったことさえあるというのに、
    いざこうなってしまうと、弟を殺した母が許せない。
    弟の遺骨に「戻ってこい」と念じると、
    その日から、弟は兄の中耳に住む(?)ように。
    記憶力抜群の弟と密かな会話をしながら、
    兄も泥棒業に…。

    しかし、この主人公の面白い所は、
    自分の仕事(こそドロ)に非常な執着?プライド?を持つ所。
    手際よく、仕事に取り組み、
    また、仲間のピンチに、自ら奔走し、真実を導き出す。
    泥棒って本当は悪い奴なのに、
    なんかヒーローに思えてしまった。さすがです。

    うちは最近、家を建てました。
    こういう家って、泥棒さんいはカッコウのエモノなんですね。
    いろいろ防犯システムはとってますが、
    もうちょっと考え直さなくっちゃ。

    アルゼンチンババア

    • 2007.04.15 Sunday
    • 15:21
    はずれの廃屋みたいなビルに住む、
    変わり者で有名なアルゼンチンババア。
    母を亡くしてからしばらくして、
    みつこは自分の父親が
    アルゼンチンババアとつきあっているという噂を耳にする。
    思い切ってアルゼンチンビルを訪ねたみつこが目にした、
    風変わりで愛しい光景。
    哀しみを乗り越えていっそう輝く命と、
    真の幸福の姿を描く大傑作。


    わかるような、わからないような。
    何回か読んでみたいわ…と思う。
    夢(そんな綺麗なものでもないけど)のような世界。
    「真の幸福の姿を描く」とは言い過ぎのような気もする。

    しかし、これももうすぐ映画化されるという。
    「しゃべれども…」の時も思ったけど、
    映画の世界って、オリジナルというより、やっぱり良い原作探しから始まるのかな。
    原作以上にすばらしい映画になったという話は聞いた記憶がないのが悲しい所。

    華麗なる一族  上・中・下

    • 2007.03.26 Monday
    • 15:28
    業界ランク第10位の阪神銀行頭取、万俵大介は、
    都市銀行再編の動きを前にして、
    上位銀行への吸収合併を阻止するため必死である。
    長女一子の夫である大蔵省主計局次長を通じ、
    上位銀行の経営内容を極秘裏に入手、
    小が大を喰う企みを画策するが、
    その裏で、阪神特殊鋼の専務である長男鉄平からの融資依頼を
    なぜか冷たく拒否する。
    不気味で巨大な権力機構「銀行」を徹底的に取材した力作。


    言わずと知れたキムタクドラマの原作。
    しかし、こちらでは、主人公は万俵大介(のような気がする)。
    「銀行」の裏がどうなっているのかが焦点になっている。
    ドラマでは親子の確執、
    大介(北大路欣也)と鉄平(木村拓哉)の心の葛藤なんかが面白かったから、
    その点では、この本は私にはちょっと難しかった。
    キムタクの遺書もなかったし。
    でも「白い巨頭」ではドラマ以上に「医者」の世界が描かれていて、
    逆にそこが興味をそそられたので、
    これは好みの問題ですな。
    銀行マンやサラリーマンの方はとっても楽しめると思う。

    原作を読んで、ひとつの大きな収穫は、
    「キムタクが最期の時、気にもたれかかりながら靴下を脱いだのは、
    足の指で引き金を引くためだった」ということ。
    よく考えたらそれしかないのに、本を読んで目から鱗のような感動を覚えた。

    ドラマを見ていた方へ。
    鉄平とその妻・早苗(長谷川 京子)はドラマの中ではとてもお互いを愛し、信頼し、
    うらやましいほどの夫婦を演じていたけど、
    原作では、女遊びもしていたし、浮気心も持ち合わせていた。
    妻妾同居をしていた父と、男としてはそんなに代わらない鉄平でしたよ。
    やっぱり親子なんだなぁと。

    教室の悪魔 見えない「いじめ」を解決するために

    • 2007.03.24 Saturday
    • 15:24
    「Iの母親は主婦売春しています」と
    画像つきでばらまかれる嘘メール、
    「汚い」と言われ続けて毎日必死に身体を洗う子どもの自己臭恐怖、
    「退屈だから」といじめをエスカレートさせていく集団ヒステリー…、
    子どもの世界で、いったい何が起こっているのか?
    地獄の心理ゲームと化した「いじめ」の正体を示し
    いま、大人がなすべきことを具体的に、ズバリ提示する。


    教員として、いつも心から離れないことば=いじめ。
    児童・生徒が自ら命を立つ事件が、昨年ひっきりなしに起こり、
    学校現場も早急にその対応を迫られた。
    うちのクラスにもそれらしきものはあった。
    ことの発覚は「うちの娘がお友達をいじめているのでは…?」という母親の電話だった。
    私はそれまで教室の違和感を感じていた。
    でも、動けなかった。
    「死なないでいてくれてありがとう」、心底思った。

    著者の山脇さんは児童心理司だが、非常にうまく対応なさっていると思う。
    その一点は、
    「学校の責任を迫ることと、いじめの解決を図ることを別物ととらえる」ということ。
    これは親にとっては実はとても難しい。
    子どもが学校でいじめられていたと知れば、
    「学校は何をしていたんだ!」と怒りの矛先がまず学校や教師に向く。
    親にとって学校は敵となる。
    だが、いじめの解決には学校と保護者の協力は欠かせない。
    何よりもまず子どもの苦痛を取り除いてやることが先決だと、
    両方の意見は一致しているはずなのに、
    本人は置き去りにされ、
    親は学校の責任追及に、学校は真実の調査と対面を保つことに必死になる。
    教師として、親として、いろんなことを思わされた本だった。

    ただ、今、強く思うこと。
    自分の息子がいじめにあったら、一番に気付いてやりたい。
    忙しいことを言い訳に、子どもから目を(心を)話してはいけない。
    息子は必死に隠そうとするだろうけれど。

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