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    隠蔽捜査

    • 2008.04.30 Wednesday
    • 09:18
    JUGEMテーマ:読書

    警察組織を揺るがす大事件に直面したエリート・キャリア。
    組織を、そして自らを守るために、彼が下した決断は…。
    霞ケ関の本庁舎でキャリアの孤立無援な闘いが始まった。
    警察小説の新天地を拓く書下ろし長編。


    父に借りている本。こーたのスイミングを見ている合間に少しずつ読んだ。
    これは、「警察が事件を解決していく本」ではなかったので、
    良い意味で裏切られ、先をせかされることもなく、ゆっくり読めた。
    主人公も、筋の通ったかっこいいおじさんだったから、読後もよかった。

    こーたがもし罪を犯して、私しか知らないという状況になったら、
    きちっと自首させることができるか、正直自信がない。
    その罪を「隠蔽」することができる立場にありながら、
    罪を償わせようとする姿勢を崩すことのなかった主人公に拍手。

    父からの手紙

    • 2007.12.10 Monday
    • 09:24
    評価:
    小杉 健治
    光文社
    (2006-03-14)
    JUGEMテーマ:読書

    家族を捨て、阿久津伸吉は失踪した。
    しかし、残された子供、麻美子と伸吾の元には、誕生日ごとに父からの手紙が届いた。
    十年が経ち、結婚を控えた麻美子を不幸が襲う。
    婚約者が死体で発見され、弟が容疑者として逮捕されたのだ。
    姉弟の直面した危機に、隠された父の驚くべき真実が明かされてゆく。
    完璧なミステリー仕立ての中に、人と人との強い絆を描く感動作。

    ミステリーとしての深さは、もう一歩。
    (二つの事件が絡み合って、真相が見えてくるという展開も最近よくみる。)
    そこに、父の子を思う気持ち、子が親を思う気持ちを描く趣が加わって、
    ☆4つ。
    少し強引なところも見受けられたけど、
    それも「愛情」の一言でなんとなく納得させられてしまう…。


    借金取りの王子

    • 2007.11.13 Tuesday
    • 10:10
    評価:
    垣根 涼介
    新潮社
    ¥ 1,575
    (2007-09)
    デキる女ほど、なぜ辞めたがる??リストラ請負人・村上真介の悩みは今日も深い。
    デパート、生保、金融、ホテル…次の標的は、あなたかも!?
    恋と仕事の傑作エンタテインメント、ますますパワーアップ。

    『君たちに明日はない』の続編。
    前作がなかなかおもしろかったので。
    今回も、期待を裏切ることなく、読了。
    この作品のおもしろさは、いろんな業種の内情を知れるということ。
    保険外交員さんは、配る飴も自腹だったのか…とか、
    金貸し業の方は、こうやって追いまくられているのか…とか。
    表題の「借金取りの王子」は、中でもよかった。
    リストラされる境遇においては、悲惨な状況になりがちだが、
    それに情を上手く交えて、これからに希望を持たせる書き方になるのが、
    どの短編も魅力だな。
    でもその魅力は前作から感じていたことで
    続編だから当然なのかもしれないけれど、目新しさもないといえばない。

    ラストで村上の彼女・陽子が村上の会社の社長に心揺さぶられる場面が出てきて、
    さらなる続編が出そう。

    君たちに明日はない

    • 2007.10.23 Tuesday
    • 10:27
    評価:
    垣根 涼介
    新潮社
    ¥ 1,575
    (2005-04-01)
    〔第18回 山本周五郎賞 受賞作〕
    リストラを専門に請け負う会社に勤めている真介の仕事は、クビ切りの面接官。
    昨日はメーカー、今日は銀行、女の子に泣かれ、中年男には殴られる。
    はっきり言ってエグイ仕事だ。
    それでもやりがいはあるし、心も身体も相性バッチリの恋人もいる。
    そして明日は…? 笑って唸って泣かされる、女と男の危ういドラマ。

    人のクビをきることを仕事にする人って、どんなんだろう。
    想像するに、かなりつらいんじゃないか。
    っていうか、つらいとか考えない冷徹な人じゃないと、つとまらないんじゃないか。
    と、思ってたけど、
    主人公・真介の人間味あふれる、それでいてスマートなスタイルをみて、なるほど。
    要するにどの職業でもそうだけど、
    両者(辞めさせる方と辞めさせられる方)の立場を真剣に考え、
    両者にとって最善の方法を提示する姿勢を失わなければいい。ということらしい。

    続編が出ている。こちらも、楽しみ。


    予定日はジミー・ペイジ

    • 2007.10.03 Wednesday
    • 11:13
    評価:
    角田 光代
    白水社
    ¥ 1,680
    (2007-09-01)
    だめ妊婦、ばんざい!
    天才ロックギタリストの誕生日に母親になる予定の"私"をめぐる、
    切ないマタニティ日記。直木賞作家・角田光代、待望の書き下ろし。

    ただいま妊娠6ヶ月の私としては、妊娠モノ、読みたくなる。
    「そうよねー」と共感したいから。
    でも…、さ…。私の先輩が代弁してくれているので、紹介。
    どうして妊娠ものって、「ほしくなかったけどできちゃった→妊娠による変化を受け入れられない→嬉しいと思えない私は母親失格?→ダンナはだいたいおっとりタイプで、妊娠を手放しに喜ぶ→そんなダンナを冷ややかに見つめるワタシ→切迫流産や胎動をきっかけに母性に目覚める→だんだん生まれてくるのが楽しみになる→命を意識したことによって、仲の悪かった肉親を許せるようになる」ってパターンを抜けられないのでしょう!!!

    本当に…。(ばくさん、勝手にお借りしてすみません…)
    ただ、私は出産が楽しみで楽しみでしょうがないけど、
    そして数年前までは「楽しみ」でない人の気持ちが理解できなかったけど、
    それはそれであるんだろうなと思えている今、私はやっぱり年取ったんだというのが実感。

    そうそう、これもばくさんがおっしゃっていたことだが、
    妊娠週数の数え方が変で気持ち悪い!
    どうしても自分と重なるもんだから、
    読み始めは「私より少し遅いな。」「このころつわりつらいもんな」とか思っていたら、
    いつの間にか抜かされて、出産が1月だなんて!
    日付をきちんと入れて書いていく設定は日記風(ブログ風か…)でおもしろいと思ったけど、
    こんな風に適当に数えるんなら、かえって逆効果! どんだけ〜。

    螺鈿迷宮

    • 2007.07.10 Tuesday
    • 11:07
    評価:
    海堂 尊
    角川書店
    ¥ 1,680
    (2006-11-30)
    Amazonランキング: 11046位
    医療界を震撼させたバチスタ・スキャンダルから1年半。
    東城大学の医学生・天馬は、
    留年を繰り返し医学の道をリタイア寸前だった。
    ある日、幼なじみの記者・葉子から
    「碧翠院桜宮病院に潜入できないか」と依頼を受ける。
    桜宮病院は、老人介護センター、ホスピス施設と寺院を一体化した
    複合型病院で、
    終末期医療の先端施設として注目を集めていた。
    しかし、その経営には黒い噂が絶えないという。
    天馬は看護ボランティアとして桜宮病院に通い始めるが、
    ある時から疑念を感じる。
    「この病院、あまりにも人が死にすぎる」と…。
    『このミス』大賞受賞『チーム・バチスタの栄光』の新鋭が贈る最新メディカル・エンターテインメント。
    白鳥の最強の部下"氷姫"、ついに登場。


    「ジェネラルルージュ」がおもしろかったので、勢いに乗ってもう一冊。
    登場人物が一部重なり、
    また、今まで名前だけ見ていて有能そうに思えていた「氷姫」が
    けっこうドジな役柄だったりして、それなりにはおもしろいが、
    なんとなくキレが悪い。気のせいか。

    終末期医療には興味がある。
    穏やかな死を迎えたいと私も思う。
    それには、身内ばかりでなく他人の好意の手を借りなくてはならない。
    でも好意は金を生みにくい。
    だから、やっぱりどこかナイガシロにされてしまうんだろうと思う。

    うちの高校の福祉科を出た卒業生は、卒業後、何度か顔を見せに来てくれるが、
    その顔は、念願の介護福祉職についたというのに、満足そうではない。
    「きつい きたない 低収入」という条件がそろっている現場。
    こういう人たちがいてこその、私たちの穏やかな老後だと思うのだが、
    日本はかなりひどい待遇を彼らに強いている。

    ジェネラル・ルージュの凱旋

    • 2007.06.26 Tuesday
    • 11:10
    評価:
    海堂 尊
    宝島社
    ¥ 1,680
    (2007-04-07)
    Amazonランキング: 5474位
    桜宮市にある東城大学医学部付属病院に、
    伝説の歌姫が大量吐血で緊急入院した頃、
    不定愁訴外来の万年講師・田口公平の元には、
    一枚の怪文書が届いていた。
    それは救命救急センター部長の速水晃一が
    特定業者と癒着しているという、
    匿名の内部告発文書だった。
    病院長・高階から依頼を受けた田口は事実の調査に乗り出すが、
    倫理問題審査会(エシックス・コミティ)委員長・沼田による嫌味な介入や、
    ドジな新人看護師・姫宮と厚生労働省の"火喰い鳥"白鳥の登場で、
    さらに複雑な事態に突入していく。
    将軍(ジェネラル・ルージュ)の異名をとる速水の悲願、
    桜宮市へのドクター・ヘリ導入を目前にして速水は病院を追われてしまうのか…。
    そして、さらなる大惨事が桜宮市と病院を直撃する。


    一気読み。やっぱり読みたかった本は、時間がなかろうとこうなるものなのだと実感。
    いやぁ、読み応えがあり、よかった。
    「チーム・バチスタ」の時もよくて、次の「ナイチンゲール」がイマイチで、
    期待半分・不安半分だったけど、
    今作、私は好きでした。
    なんでも、「バチスタ」と同時期、裏ではこんなことが…てな設定で本作はできあがってるらしく、
    もともとは「バチスタ」とこれで、上下巻にする予定だったらしい。
    そういえば、趣は似ているかも。
    とにかく速水の医者魂(?)が素敵で、かっこよくて、惚れました。
    「おれを裁けるのは、患者だけだ。」
    赤字の救急センターを金銭面でも支えるため、
    特定業者から賄賂を受け取り、すべて医療につぎ込んできた。
    自分の腕に対する絶対の自信と、自分の行いに対する絶対の責任感。
    すばらしい。田口と白鳥がかすんでしまう。
    医者モノを愛する私には、大満足の一冊。

    次は「螺鈿迷宮」を読みます!

    スキップ

    • 2007.06.09 Saturday
    • 11:22
    評価:
    北村 薫
    新潮社
    ¥ 780
    (1999-06)
    昭和40年代の初め。
    わたし一ノ瀬真理子は17歳、千葉の海近くの女子高二年。
    それは九月、大雨で運動会の後半が中止になった夕方、
    わたしは家の八畳間で一人、レコードをかけ目を閉じた。
    目覚めたのは桜木真理子42歳。夫と17歳の娘がいる高校の国語教師。
    わたしは一体どうなってしまったのか。
    独りぼっちだ。でも、わたしは進む。心が体を歩ませる。
    顔をあげ、『わたし』を生きていく。


    「今読んだら、絶対いいよ」と言われ、お借りした。
    私は、なかなか再読をしない。
    今までも「ノルウェイの森」くらいかな。
    この本を前回読んだのは20代前半。
    あれから約10年の時が経っているが、時間の経過というよりは、
    独身だった私が母親に、学生だった私が国語教師になっていることが重要らしい。

    ストーリーは、タイムスリップ、主人公が国語教師、生徒に告白される…、
    ぐらいしか覚えてなかったな、実際。
    この本のいい所は、
    突然42歳になってしまう主人公が事実と向き合うことに苦しむが、
    結末が「また元の世界に戻っていく」のではなくて、
    「心は17歳のまま、顔を上げ生きていく」所にある。
    こんなハッピーエンドもありなんだなって、正直感動。

    また、本書の随所に載せられる主人公の授業や教師としての行動には、
    大変参考になるものがあった。
    「17歳にやられてたまるか!」とは思うけど(笑)。

    ナイチンゲールの沈黙

    • 2007.03.12 Monday
    • 15:32
    評価:
    海堂 尊
    宝島社
    ¥ 1,680
    (2006-10-06)
    東城大学医学部付属病院・小児科病棟に勤務する浜田小夜。
    担当は、眼球に発生する癌―網膜芽腫(レティノブラストーマ)の子供たち。
    眼球を摘出されてしまう彼らの運命に心を痛めた小夜は、
    子供たちのメンタルサポートを不定愁訴外来・田口公平に依頼する。
    その渦中に、患児の父親が殺され、
    警察庁から派遣された加納警視正は院内捜査を開始する。
    小児科病棟や救急センターのスタッフ、大量吐血で緊急入院した伝説の歌姫、
    そこに厚生労働省の変人・白鳥圭輔も加わり、
    事件は思いもかけない展開を見せていく…。

    おもしろそうだと思った。
    前作の「チーム・バチスタ」の勢いそのままに、
    かつ、小児科の話(息子と重なったりして、思い入れが強くなる)となれば、
    期待しない方がおかしい。
    でも…ちがってた。

    何がちがうかって、
    ちょっと空想の話に入りすぎてしまってるというか。
    前作の魅力は、作者が勤務医ということで、
    事実に沿った内容・描写でありながら、
    そこで殺人が起こっていくからドキドキするという、
    いうなれば「リアリティーさ」にあったと思うが、
    今回は、もうよくわからない。
    人に画像を見させる歌声をもつ歌姫といわれたって、
    それに医学的な根拠を説明されたって、
    よくわからなさすぎ。
    それでも、投げ出さなかったのは…なんだろう。

    ということで、力不足・時間不足の私にはもてあました作品でした。

    チーム・バチスタの栄光

    • 2007.02.22 Thursday
    • 15:34
    < 第4回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作 >

    東城大学医学部付属病院は、
    米国の心臓専門病院から心臓移植の権威、桐生恭一を
    臓器制御外科助教授として招聘した。
    彼が構築した外科チームは、
    心臓移植の代替手術であるバチスタ手術の専門の、
    通称"チーム・バチスタ"として、成功率100%を誇り、
    その勇名を轟かせている。
    ところが、3例立て続けに術中死が発生。
    原因不明の術中死と、
    メディアの注目を集める手術が重なる事態に危機感を抱いた病院長・高階は、
    神経内科教室の万年講師で、不定愁訴外来責任者・田口公平に
    内部調査を依頼しようと動いていた。
    壊滅寸前の大学病院の現状。医療現場の危機的状況。
    そしてチーム・バチスタ・メンバーの相克と因縁。
    医療過誤か、殺人か。遺体は何を語るのか…。
    栄光のチーム・バチスタの裏側に隠されたもう一つの顔とは。


    今、学校はてんやわんやの忙しさ。
    学年末テスト、高校一般入試、大学入試、卒業式を控え、
    やること山積み。
    でも、読み始めてしまった。借り物だったから。
    読み終えた。山積みの仕事は残ったまま。
    でも、即座に図書館に電話。
    この本の続巻と言われる「ナイチンゲールの沈黙」をまた借りてしまった。
    早く読みたい。

    おもしろかった。
    一番は桐生の凜とした姿。
    チーム・バチスタを率いる長として、技量はもちろんのこと人間としてもすばらしい彼。
    そういう絶対的な存在に、私はなぜか安心感を覚え、
    実在の人物ではないのに、憧れを抱く。
    その桐生が最後まですばらしいままだったことが、
    この本の評価(あくまで私の個人的なものだが)を上げた。

    また、田口講師の姿勢。
    愚痴外来を一手に引き受け、ひたすら患者の話を聞く。
    大学病院で、唯一弱者に目を向ける彼。
    自分のスタイルに酔いしれるわけでなく、
    心からその仕事に満足する。
    私も仕事柄、生徒の愚痴(悩みともいう)を聞くことが多いが、
    どうしても「私は…」というアドバイス的なものを最後に出してしまう。
    それをしないというのは、案外むずかしい。

    帯には「田口&白鳥コンビが…」と大々的に書いてあるが、
    4分の3ぐらいまで白鳥なぞという人物は登場せず。
    しかし最後に見事解決し去っていく。
    ちょっとかっこよすぎる感じ。でもそれもまたよし。

    最後まで犯人は分からないというか、
    いないもんだと(そういう類の話ではないと)決めてかかっていた自分が不思議。
    医者の生き様を描くもんかと。
    でも、立派なミステリーでした。

    次の「ナイチンゲール…」にも大いに期待!

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