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    風が強く吹いている

    • 2007.03.05 Monday
    • 15:31
    評価:
    三浦 しをん
    新潮社
    ¥ 1,890
    (2006-09-21)
    箱根の山は蜃気楼ではない。
    襷をつないで上っていける、俺たちなら。
    才能に恵まれ、走ることを愛しながら
    走ることから見放されかけていた清瀬灰二と蔵原走。
    奇跡のような出会いから、
    二人は無謀にも陸上とかけ離れていた者と箱根駅伝に挑む。
    たった十人で。
    それぞれの「頂点」をめざして…。
    長距離を走る(=生きる)ために必要な真の「強さ」を謳いあげた書下ろし1200枚!
    超ストレートな青春小説。最強の直木賞受賞第一作。


    箱根駅伝。正月の風物詩。
    私は小さい頃から、年末年始、父親の郷里に帰り過ごしてきた。
    正月二日の晩に親戚一同が会し、宴。
    泊まって、三日、みんなで知らず知らずのうちに箱根駅伝鑑賞。
    定番だった。
    「正月=お雑煮・お年玉・年賀状・箱根駅伝」である。
    高校の頃、どうして関東の学生しか走れないこの駅伝が、
    正月に全国ネットで、こんなにも世の中を熱狂の渦に巻き込むのか、
    不思議に思ったことがあった。
    その魅力は「タスキをつなぐ」ことにあるんだろうとも、なんとなく感じていた。

    物語は走ることとは無縁の仲間が、箱根駅伝を走り抜き、
    見事シード権を得るまでが描かれる。
    そこまで甘くないだろう…とは思うが、
    まぁ、ハッピーエンドが好きなのでそこはよしとしよう。
    仲間を信じ、走るとはどういうことなのかを問い続ける姿勢は、読み応えがあった。
    本番では臨場感もあり、どきどきさせられる。
    掛け合う言葉も絶妙で、心を揺さぶられる。
    受け継がれるタスキに込められた選手達の思いも、充分伝わってきた。
    私はこれからも箱根駅伝ファンで居続けるであろう。

    ただ、所々が少々しつこい。
    例えば
    「俺はずっと忘れていた。忘れたふりをしてきた。
     こうして走ることの切なさと歓喜を。(中略)
     かつて、陸上をやめたその瞬間から、俺はずっと待っていた。
     もう一度、機会が与えられることを。陸上に適さぬ俺の肉体を知ったうえで、
     走ることを愛する俺の魂を、求め、欲してくれる存在を。
     走ってもいいのだと言ってくれる声を。」
    20数キロという長距離を走るランナーの胸には、
    様々な思いが去来するだろうということは想像に難くないが、
    レースが緊迫しているのに、
    こういう叙情的すぎる描写が折々に挟まれ、
    ついつい読み飛ばしてしまいたくなる。
    それが、レース展開のスピードを奪ってしまっているようで、
    ☆4つ。

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